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トルコ数字の懐中時計

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トルコ数字の懐中時計

100年以上前のフランス製懐中時計。
トルコ市場向けの時計です。

文字盤の印は記号のようですが
これがトルコの数字を表してます。
トルコ向けにわざわざ陶製の文字盤を作っていたようです。

ハンチングタイプのケースには写真のように
エキゾチックな植物と半月が刻まれています。
トルコの人々に受け入れられるように工夫していますね。

 半月はトルコでよく使われる意匠です。
理由はよくわからないのですが、スルタン
に関係がありそうです。
(御存知の方、教えて下さい。)

裏蓋を開けるとLeRoy Paris Ancre 15 Rubis
と刻まれてますのでパリのLeRoyの製品です。

鍵巻きの機械は、Right Angle Leverと呼ばれる普通のEnglishレバーと異なる脱進器が使われています。

下の機械の写真の上にマウスを持っていくと拡大図が見れますので御覧下さい。

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文字盤

表カバーの彫刻
エキゾチックな植物と半月が刻まれている

裏カバーの彫刻
表とは微妙に異なる

機械
(マウスを上に置くと拡大図が見れます)

中蓋と鍵穴