ちょっと変わった時計達
懐中時計は、実に多様です。その中からちょっと変わった時計を集めて見ました。
各々独特の特徴があり、一癖ある時計ですので御覧下さい。
写真をクリックすると詳細な解説と写真が出ますので、お試しください。
安全運転時計?
見たところ普通のHamiltonですが、文字盤を良く見ると
なんと、時間がアルファベットになっているではないですか?
その意味するところはSAFE*DRIVER*
日本だと優良運転手かな?
運転手さんの持ち物だったようです。
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変な針の時計?
中心の針が変わっています。文字も3色あって
数字の0-5が書いてます。なんのことやら?です。
実はこれ、ヨット用のタイマーです。
数字が時間と共に減っていく減算になってます。
何のためにこんな時計になっているか不明で悩んでおりましたが、ヨットをご存知の方からメール頂き、やっと何に使うかわかりました。詳細を御覧下さい。
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ガラスの無い時計?
ハンチングケースのこの時計、ガラスがありません。
よく見ると針が異様に太くて丈夫で、文字の部分が
突起状になってます。
おまけにかなり磨耗しております。
なんと、これは盲人用の時計です。
指で触って時刻を知るすぐれものだったのです
1900年前後にこのような福祉的時計があったとは
さすがだと思います。
下図は1940年代の盲人時計です。
こちらの方は磨耗に強いセラミックの文字盤です。
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8日巻き見えテンプの時計
文字盤の下でちょろちょろ動いているのは?
これ、テンプです。
1900年頃、このようにテンプが見える時計が
スイスで作られておりました。
おまけにゼンマイが巨大で一度巻くと8日動く
便利な時計です。スイスの特徴なのか、華麗な
装飾が施されているものが多いです。
右のHEBDOMAS社が
有名ですが何社か
作っていたようです。
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不思議な文字の時計?
この時計、不可思議な文字が書いてあります。
一見アラビア風のこの文字は何?。
実は、これ、トルコ文字だそうで、
Zenithと書いてあるのだそうです。
裏蓋の模様を見れば判る人は判るとか!?
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円形の中の四角 モダンなデザイン時計
この時計、丸い時計の中心に四角い文字盤が
描かれています。
時刻は少し読み難いですが、このデザインは
現代でも通用する近代的なデザインで、
1900-1930年代の時計とは思えないものです。
上がMYSTERIA社
下はCYMA社で、
どちらもスイス製です。
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四角い懐中時計
四角い形の懐中時計。スイス製です。
実はこれ、左のように開いて立てて使う旅行用の
懐中時計のようです。
アイデアものの時計です。詳細を御覧下さい。
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トルコ数字懐中時計
変わった数字の懐中時計。
これは、フランスで作られたトルコ向けの時計です。
数字はトルコ数字です。
輸出用に、文字盤ばかりでなくケースもトルコの
紋様にして工夫しています。
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