時計の雑学コーナー

1秒の長さは何で決まっているの?

これは、とんでもなく判り難い決め方をしています。 すなわち、1秒とはセシウム133の基底近くの或る2準位間の放射の9,192,631,770倍と定義されています。
元々の定義は平均太陽日の24*60*60=86,400分の1と定まっていましたが
(1951年)、地球の自転誤差が判明し、1956年に国際度量衡委員会が太陽年の31556925.9747分の1と定義。  その後、地球の歳差運動や自転速度の遅れが判り、1967年の国際度量衡委員会で現在の定義となりました。


               セシウム周波数標準器

因みに日本の標準時は、数十万年に1 秒しかずれないセシウム原子時計10 台を使って計測しています。
     

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出典: 日本標準時グループ、 
     米国標準局 NIST
     織田一郎 著 集英社 「時と時計の最新常識100」 たくさんの話が出ています。