スイス時計職人の技3 
ケースの装飾

懐中時計のケースは 一般に金や銀等の金属でできております。 1900年前後の
スイス製の時計、中でも婦人用時計や高級時計に精緻な装飾が施されておりました。
手彫りの美しい彫刻、Nielloと呼ばれる銀細工、ゴージャスなエナメル細工
すばらしいものがあります。

 以下 順に紹介してありますので、御覧下さい。 画像をクリックすると拡大図が
見れますので微細な職人技を見て頂ければと思います。

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スイス製 銀ケース 無銘 1870頃?
中央にイニシャルを刻印する文様と
周辺に花文様。左右微妙に非対称
となっており、全て手彫りです。

スイス製 14金ケース Remontoir 1900頃
中央にイニシャルを刻印する文様と
全体に細かな手彫り花文様。拡大図を
見て頂ければ細かさが良くわかります。

スイス製 14金ケース 無銘 1900頃?
中央にイニシャルを刻印する文様と
周囲に細かな手彫り花文様。豪華です。

スイス製 14金ケース 無銘 1900頃?
中央にバラと全体に文様。細かな線により
絵柄を立体的にしています。拡大図を
見て頂ければ細かさが良くわかります。

スイス製 銀ケース 無銘 1890頃?
中央と周辺にあさがおのような花と
に文様。きれいなデザインです。

スイス製 銀ケース 無銘 1870頃?
工場のような水辺の風景が刻まれてます。
全て手彫りです。

スイス製 14金ケース Landol Geneva 1900頃?
中央にダイヤモンドが はめ込まれてます。
周辺の黒い文様はエナメル細工です。
全体に細かな手彫り文様。 貴婦人用なのでしょう、
まさにスイス工芸の華といった趣があります。
拡大図を見て頂ければ細かさが良くわかります。

Niello(ニエロ)とよばれる銀細工のケースです。
黒と銀で細かな絵や模様を描いています。
1900年頃、ハンチングケース
Nielloの詳細はこちらを御覧ください。

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