手書細密画プロジェクト1
小鳥の細密画置時計(第1作)
アンティーク懐中時計には、職人技の極みといえる細密画が、エナメルや磁器絵付けの技法により施されています。 アフィは、この技法を現代に蘇らせたいと願っています。
今回、その第一段階として磁器に上絵付けの技法で細密画を描いた置時計を作ってみました。
(絵は嫁さんの作)
基本的に日本人は手先が器用ですので、かなり細かい絵が描けます
右の鳥の大きさは、高さ2.5cmしかありません。実際に見てみると羽根の部分等、すごく細かいです。
鳥の拡大
ドングリの部分を更に拡大すると右のようになります。ドングリの大きさは2mm程ですが、筆のタッチにより描線の表現ができることがわかります。
時計自体は白磁器の製品に、クオーツのムーブメントを入れる簡便な品です。目指す時代の雰囲気よりは大分軽い造りですが、細密画により良い雰囲気になってます。
(将来的には機械式のムーブにして行く予定です。どこかに良い機械がないかな?)
時計の高さは17cm。金彩により紋様を描いてます(本物の金です)。絵や線は全て手書です。 絵具はマイセンやノリタケのカップの絵に使っているものと同様な上絵付け用の絵具です。 油で溶いて描きます。何度か描いては焼成して固め、さらにその上に描いて重ね書きして更に焼成する作業を繰り返します。
この技法を用いて、将来、懐中時計の文字盤や蓋を装飾して行きたいと考えてます。
順次、プロジェクトの成果を
報告して行きます
請う御期待!!
ドングリの拡大
金彩の拡大
時計の全体図
側面
部分拡大
裏面の拡大