ショートチェイン(短い鎖)
懐中時計用の鎖の中には10cm以下の短い鎖が残っています。
右図のように上部にクリップがあるものはポケットや服の縁にクリップで固定しておいて、時計が落ちないようにしていたのですが、 右下の黒色チェーンのようなタイプはどこにも鎖を留めないので、単に飾りとして用いていたようです。
この手のショートチェインには全て短冊状の部品が付いていて、メダル等の飾りが付いているのが特徴です。 クリップのあるものはこの飾りをポケットの外に出しておしゃれしていたのでしょう
凝った飾りが付いています。
右の図の例では透明な石の飾りがぶら下がっています。 ゆらゆらと飾りが揺れて光輝いていたのでしょう。きれいな飾りです。
右の黒色チェインは逆に光を抑えた渋い造りです。 先端のメダルは鹿等の細かい彫刻が施された凝った品物です。
それとなくお洒落をしていたのでしょう。
粋な鎖です。
右の金鎖は先端にメダリオンのある鎖です。
上部にクリップのあるタイプです。
この例ではメダリオンに刻印がありませんが、
名前の刻印をするのが一般的だったようです。
(英語でSEALと呼ばれます)
右の2例はクリップのないショートチェインで、
純粋に飾りとして使われた鎖です。
右下の金鎖にはメダリオンが先端に付いてます
下の金鎖はクリップ付きで、ハートの装飾が付いています。こちらにもメダリオンが付いています。
透明石の飾り付き金鎖
メダル付き黒色鎖
seal 付き金鎖
銀色のショートチェイン
SEAL 付き金鎖
ハートの飾り付き金鎖