鎖の留め具

Homeへ戻る

戻る

懐中時計の鎖は元々時計の落下を防止するためのものですから、一端に時計を付けるフックがあり他端に鎖を服や体に固定するための留め具がついています。 
このページでは色々な留め具について紹介します

1)輪のフック型

最も一般的なのは、右の写真のような大きめの輪のフックです。 この輪を服の一部に付けて使います。
(私は、ズボンのベルトを通す部分につけてます)

何にでも付け易いので、使い易い留め具です。




2)バー型

次にポピュラーなのが、バー型と呼ばれるバーです。 鎖をボタン穴に通して使います。
右の写真のようなバーがボタン穴に引っかかる仕掛けです。ベストにチェインを付けるときに良く使われます。


バーは時計が落ちないように頑丈に作られていますので、しっかりとしたベストに良くマッチします。
シャツ等の軟い生地には少し重くて使い難いかもしれません。









3)クリップ型

現代の懐中時計ではクリップ型が主流です。
下図のようなクリップをズボンやポケットの縁に付けて使います。
アンティーク鎖にも数は少ないですが、下図のように同様な鎖がありますので、昔からこのような使い方があったようです。

特に短い鎖にこのタイプが多いので、昔はズボンではなくて、ポケットや服の縁にクリップを付けて使っていたようです。

Counter

戻る

大きめの輪のフック型

バー型

バー型の例2

クリップ型(ショートチェイン)

クリップ型(全体図)

クリップの裏側(拡大) 

5)自由型

ボタン穴を通す場合には、バーでなくても何かで引っかかれば時計は落ちません。
そこで、いろいろな物を留め具にする場合があります。

右図では小型のナイフを付けてます。
ナイフを持って行けるので一石二鳥です。
(飛行機には乗らないでね。没収されます)


右の例はバスケットボールを付けてます。
小さいですが、ボタン穴には引っかかるので使えます。
所有者は恐らくバスケのファンだったのでしょう。 話題作りにもなって洒落てますね



下の図は、ボタンのような金属円を付けた例です。 ボタン穴にボタンが留まるのですから、ボタン型にするのもアイデアです。
もちろん、所有者の名前をこのボタン型円盤に刻印しています。


昔は日本の根付のように各自の趣味で様々な物をつけていたようです。
ちょっとしたおしゃれですね。

皆さんも凝ってみては如何ですか?

ポケットナイフ型

バスケットボール型(拡大図)

バスケットボール型(全体図)

ボタン型(全体図)

ボタン型(拡大図)

次へ

4)ベルト型

ズボンのベルトに通して使うタイプです。
ポケットに時計を入れておいて、少し時計
を出して見ていたものでしょう。

ズボンのバックルに負けない装飾的な
金具が付いたものが多いです。
右の写真は貝殻の装飾がある凝った
チェインです。
(マウスを写真の上に置くと横から見えます)

ベルト型